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43話 三国一の美女

last update Date de publication: 2026-07-22 19:15:57

 ガジンが拠点に来たのは昼過ぎだった。

 商隊を連れていた。荷馬車が三台。護衛が数人。

 その後ろに、スブタイがいた。

 小柄な老将は変わらなかった。目が鋭かった。体の動きに無駄がなかった。

 秦良玉が広場に出てきた。

 スブタイと目が合った。

 互いに何も言わなかった。

 僅かに頷いた。

 それだけだった。

◆

「久しぶりだな、リョウ」

 ガジンが俺の視点カメラを見て言った。

「わざわざ来たのか」

「商人だからな。いい品があれば持ってくる」

 ガジンは荷馬車から小さな箱を取り出した。

「これだ」

 箱を開けた。

 中に薬瓶が一本入っていた。

 ランク表示が出た。

【治療薬 ランクA】

◆

 俺は数値を確認した。

 神経損傷。骨格損傷。慢性的な魔力低下。

 全て対

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